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イベント

令和4年度優秀映画鑑賞推進事業【懐かしの名作映画上映会】

ー大林宣彦、長崎俊一、中原俊、相米慎二ー
1980年代以降、日本の顔として活躍してきた監督たちの意欲作を上映します!

※新型コロナウイルス感染症の感染状況により、公演が中止となる場合がありますのでご了承ください。

優秀映画チラシ.pdf (1.1MB)

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会場:アンバーホール 小ホール

上映予定時刻

令和4年12月10日(土)10:00~11:53 【転校生

令和4年12月10日(土)14:00~15:40 【ロックよ、静かに流れよ

令和4年12月11日(日)10:00~11:36 【櫻の園

令和4年12月11日(日)14:00~16:04 【お引越し

開場は各回30分前となります

チケット発売

令和4年10月8日()9:00~

【1作品】 一     般  500円

     高校生以下        200円

【4作品】共 通 券   1,200円

※友の会会員200円割引(学生除く)

新型コロナウイルス感染症防止対策について

新型コロナウイルス感染防止のため、下記のとおりご協力をお願いいたします。

■館内でのマスクの着用、手指の消毒へのご協力をお願いいたします。

■次の条件に該当する方や、体調が優れない場合は、ご利用をご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

①発熱等の症状がある。

②咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐の症状がある。

上映作品紹介

転校生 [1982年 日本テレビ放送網=ATG]

舞台は尾道の中学校。坂と海と光の街だ。夏のある日、ワンパク少年斉藤一夫のクラスに一人の転校生がやってきた。女の子だ。名前は斉藤一美といい、一夫と一字違いだった。一美は一夫と幼稚園の同級生だったといい近づいてくるが、そんなある日、ふとした弾みで寺の階段から落ちそうになった一美を救おうとして、一夫も一緒に転がり落ちる。気がつくとどうしたことか、一夫は一美に、一美は一夫になっていた。二人は入れ違ってしまったのだった。監督の大林宣彦は8ミリや16ミリの個人映画作家として、またテレビCMの敏腕ディレクターとして知られていたが、1977年の『HOUSE』で初めて長篇映画を手がけた。思春期の、少女のなかの少年、少年のなかの少女が重なりあう一瞬のゆらぎを、ファンタジー形式のなかで見事に映像化した作品である。この後に製作される『時をかける少女』(1983年)、『さびしんぼう』(1985)とともに「尾道三部作」と呼ばれている。「キネマ旬報」ベストテン第3位。

ロックよ、静かに流れよ [1988年 プルミエ・インターナショナル=ジャニーズ事務所=東宝]

ロックに熱中する高校生を描いた青春映画。当時人気のあったアイドルグループ「男闘呼組」のメンバーが主演している。両親の離婚で東京から松本に引っ越した片岡俊介は、転校当日目つきの鋭い同級生と喧嘩になった。が、相手は俊介と同じくロック・グループ「クライム」の大ファンだった。やがて4人のグループができる。彼らはロック・バンドを結成、バンドデビューを目指すのだが・・・。長崎俊一は学生時代から多くの8ミリ、16ミリ映画を製作しており、自主映画の世界では有力な監督の一人であった。この作品は彼にとって2作目の35ミリ劇場映画であるが、アイドル映画の水準を超えた瑞々しい青春映画として評価され、「キネマ旬報」ベストテンの第4位、ヨコハマ映画祭作品賞を受賞した。

櫻の園 [1990年 ニュー・センチュリー・プロデューサーズ=サントリー]

桜の咲く頃、学校創立記念日の恒例行事としてチェーホフの戯曲「桜の園」を上演しようとする女子高校の演劇部。原作である吉田秋生の漫画作品ではそうした演劇部員たちの春夏秋冬を描いているが、その映画化にあたって中原俊監督らはドラマを「桜の園」の開演前の2時間だけに絞り、部員たちの行動や心理的なざわめきを多層的に描く群像劇に作り上げている。登場人物のほとんどが女子高校生という設定もさることながら、主要な人物だけでなく脇役の部員たち一人一人にまで存在感を際立たせたじんのひろあきの脚本、そして中原監督の新境地とも言える集団てきな演出法も斬新であった。つみきみほ、中島ひろ子といった若手女優の好演もあって各方面で高く評価されたこの作品は、その年の「キネマ旬報」ベストテンの第1位、監督賞、脚本賞ほか多くの賞を受賞し、現代日本映画の名作としての地位を獲得している。

お引越し [1993年 読売テレビ放送]

大胆なカメラ移動を駆使しながら各カットを長く撮る独特の「映画術」で知られる相米慎二監督は、『ションベン・ライダー』(1983)や『台風クラブ』(1985)など、少年少女たちの不安定な心理や生活世界をその技法で巧みに演出し、1980年代以降の日本映画を代表する映画作家となった。この映画では、やがて離婚するために別居に入った両親を持つ小学6年生の少女レンコをめぐって、彼女が感じる心の葛藤や、新しい自己を見出してゆく過程がみずみずしく、またラストシーンでは自我に目覚めた彼女の内面が幻想的に描写される。日本映画の大きなテーマの一つである「家族」の解体と再生の物語に、相米監督はまったく新しいアプローチから挑み、1990年代における家族像の「現在」を浮き彫りにしている。撮影面では、ハリウッド映画の経験もあり、後に大島渚監督の『御法度』(1999)でも技量を発揮したカメラマン栗田豊通がその力強い画面作りに貢献している。「キネマ旬報」ベストテン第2位。